遊志堂の熊谷です。
遊志堂はゲームマーケット2016秋に出展いたします。
頒布予定のゲームは下記になります。
・ドラフト戦国大名
・ドラフト戦国大名追加大名セット
・ハーフ人狼
各ゲームの説明は、ゲームマーケット公式ブログをご覧ください。
ドラフト戦国大名の紹介①
ドラフト戦国大名の紹介②
ハーフ人狼の紹介
遊志堂の新作にご期待ください!
2016年11月20日日曜日
2016年11月19日土曜日
『ドラフト戦国大名』ヴァリアントルール
『ドラフト戦国大名』ヴァリアントルール 遊志堂の志瑞です。今回は『ドラフト戦国大名』のヴァリアントルールをご紹介します。 ★3人プレイのルール 『ドラフト戦国大名』を3人で遊ぶためのルールです。 ・プレイヤーは織田・武田・上杉の3人とする。 ・駿河・遠江・伊豆の3領地は使用しない。各プレイヤーはこれらの領地に行軍することはできない(マーカーとして駿河・遠江・伊豆にそれぞれ空白の予備チットを置くといいでしょう)。 -------------------------------------------------------------------------------------------- ★順番決定のルール 順番決定の選択ルールです。このルールは、ある程度ゲームに慣れてきてから導入することを推奨します。 2ラウンド目以降に【順番決定マーカー】を配る際、勝利点ボード上の順位が最も低いプレイヤーから順に、好きな【順番決定マーカー】を選んで取得することができる。順位が同率の場合はダイスを振り合い、最も低い目を出したプレイヤーが優先的に取得する。 ※このタイプの戦略マルチゲームの例に洩れず、『ドラフト戦国大名』においても、ほかのプレイヤーの行動を見てから自分の行動を決定できる後手番のほうが有利なことが多いでしょう。もちろん、状況によっては先手番のほうが有利なこともあるかもしれません(先に城を配置してしまいたい、先に兵力が少数の領地に攻め込みたい、等)。 -------------------------------------------------------------------------------------------- ★武将の討ち取りルール 合戦での討ち取りを再現した選択ルールです。このルールは、ある程度ゲームに慣れてきてから導入することを推奨します。 一方の兵力の全滅によって合戦が終了し、かつ勝者側が最後に振った合戦ダイスが、敗者側の兵力の数を超過する損害を与えていた場合(※いわゆるオーバーキル状態であった場合)、ただちに武将の討ち取り判定を行うことができる。 勝者側のプレイヤーは判定ダイスを1個振り、【最後に振った合戦ダイスの損害数】以下の目が出た場合、敗者側プレイヤーの武将1人を無作為に選んで捨札にする。 武将の討ち取りルールは【攻撃側】と【防御側】双方に適用される。中立勢力との合戦では適用されない。 例)プレイヤーAは合戦ダイスを5個振り、1の目を2個出した。プレイヤーBの兵力が2個であった場合、その2兵力を取り除き、合戦は終了する(損害が超過していないので討ち取り判定は発生しない)。 このとき、プレイヤーBの兵力が1個であった場合、1個分のダイスが損害を超過しているため、討ち取り判定を行うことができる。判定ダイスを1個振り、2(最後に振った合戦ダイスの損害数)以下の目が出た場合、プレイヤーBの武将1人を無作為に選んで捨札にする。 --------------------------------------------------------------------------------------------
ドラフト戦国大名のノンオブラートレビューを公開!
『ドラフト戦国大名』のノンオブラートレビューを頂きました! Board game every day 様によるノンオブラートレビューを頂きました。こちらのサービスは、試作・製品版のボードゲームを送り、実際にプレイした感想をいただけるというものです。 http://bged.info/nonobrato-reviews -------------------------------------------------------------------------------------------- BGED管理人 ノンオブラートレビュー ポピュラーであるシミュレーションゲームにカードをプレイすることによってアクションが出来るドラフトメカニクスの組み合わせは中々新鮮で面白く、ルール事態もシンプルめに抑えられており非常に遊びやすい作品だと感じました。 ■ドラフトによって生まれる戦略性 ドラフトというメカニクスの利点がうまくゲーム性を組み立てていると思います。そこまでルールも多くありませんので、すぐにゲームを理解し遊ぶことができますし、カードのテキスト量もそこまで多くありませんので初めてでも混乱は少ないと感じました。 「世界の七不思議」などでは効果が全てアイコンで記述されておりましたが、本作では文章によって記述されているためしっかりとルールをインストする必要もないためすぐに遊べることができました。 ■カードのプレイアビリティデザイン 一方で、カードの文章は3つに別れており、けれどもどの部分がどのタイミングで適応されるのかが若干不明瞭となっております。ここはアイコンや文字などで即時発動、常時発動かがわかると良いかなと感じました。ルールを把握すれば問題ありませんが、多くはなくとも少なくもありませんので若干の負荷を感じました。 また、作戦、発展などのカード種類によって背景色が統一されているため一見わかりづらく思いました。手札として持っている時など、把握が難しいタイミングがありました。背景色に違いがあればこの問題は解消されるかと思います。 ■イベントの効果の大きさ 毎ラウンドにて効果を発揮されるイベントカードですが、この効果が非常に大きく感じました。武将の離反、陣地の喪失などなど、あまりにも効果が大きく、形勢が一気に傾くというタイミングが何度かありました。 シミュレーションとして、あまりにも運が大きいと感じます。とはいえ、戦国時代らしいといえばらしいですし、それを楽しめる人なら雰囲気含めてツボになる要素とも思います。 戦闘も含めてサイコロを利用するなど、運要素が目立ちますので、ウォーゲーム、ミニチュアゲームが好きな人にヒットするかと感じます。 ■交渉ゲームという文言 ディプロマシーを始めとした交渉ゲームをあげていましたが、本作では交渉要素はありませんし、誤解を招く文言だと感じました。 どちらかというとシミュレーションゲーム、世界の七不思議といったカードゲームを全面に押し出したほうが理解が早いのかなと思いました。 ■四人限定というバランス 四人限定のゲームということでしたが、遊んでみた感想としては四人限定にする理由をあまり感じられませんでした。もちろん、マップなどのバランスはあるとは感じましたが、3人プレイでもあまり支障はないように思います。 マップの一部を三人プレイでは利用できなくする、などで十分に対応できるレベルであると感じました。 ■全体 全体としてゲームとして綺麗にまとまっている作品であると感じました。チット等のコンポーネントは無骨ではありますがこういったものが好きな人は一定数いるでしょうし、カード等の質は問題ないレベルであると感じます。 マップも一見アンバランスではありますが、遊びやすいように工夫されている用に感じます。こだわりが感じられる作品で遊んでいて大変面白く感じました。 -------------------------------------------------------------------------------------------- サイコロ堂店主 ノンオブラートレビュー ■コンポーネント評価 全体的に良く言えば落ち着いた、悪くいえば地味なコンポーネントという第一印象です。 店主個人としては、ヘックスタイプの(ある意味で古風な)ウォーゲームを想像させる箱でした。 マニュアル、カード、チットなどは無骨すぎるきらいもあります。 チットを木製キューブなどに置き換えるなど、もう少しユーロ系のボードゲームライクな見た目にするとより目を引くのでは、と思います。 個人的な意見ではありますが、コンポーネントとマニュアルを見た時に、重厚すぎるゲームを想像してしまい、食わず嫌いになってしまう可能性が少なからずあると思います。 実際、サイコロ堂店内に置いてお客様の反応を伺いましたが、見た目で「難しそう」「ちょっと遊び始めるのに勇気がいる」などの意見が出てきました。 (もちろん、ウォーゲームが好きなユーザーを意識したデザインであるならば、今のままで問題ないと思います) コンポーネントに関してですが、 個人用のチットがすべて同じ絵柄のため、少々混乱をきたしました。 また、カードも裏側の絵柄が似たような絵柄だっため、名誉カードを取ろうとした時に、謝ってイベントカードを手にとってしまうなどの事故が何度か発生しました。もう少し違いが目立つ絵柄にしたほうが良いかもしれません。 もしくは、背面のデザインの中に「名誉カード」「ドラフトカード」などの文字を入れ込んでしまってもよかったかと思います。 カードの表面デザインは、多少野暮ったさを感じさせますがはっきりとしていてわかりやすく、 初めてのプレイでも混乱することなく遊ぶことができました。 マニュアルも、読み始める時は厚さに少々怯みましたが、丁寧かつわかりやすく書かれております。 特に、ルールでわからないところが出てきた時に参照しやすい部分がよいと感じました。 欲を言えば、カラー印刷であれば重要な部分を強調するなどの工夫ができ、さらに理解度がますと思います。 また、ボードゲームをメインで遊ぶ人には聞き慣れない単語があり、まったくの初心者の方には読みづらいかもしれません(チット・セグメントなど) ■プレイしての評価 ゲーム自体は想像以上に軽く遊べ、普段ユーロ系のゲームを遊ぶメンバーでも楽しむことができました。 特にバランスも破綻している部分も、遊びづらい部分もなく、最後までギリギリのゲームになっていると思います。 欲を言えば、4人以外の人数でも遊べると、ゲームを遊ぶ時の選択肢に入りやすいのかな、と思いました。 ■商品としての評価 非常に面白い作品ではありますが、見た目がウォーゲームの文脈に乗っているため、損をしている作品でもあると思います。 比較的ライトなボードゲーマーからも楽しめる作品になっているので、ライト層の目に止まるようなデザインを意識すると、より多くの人に楽しんでもらえるかと思います。 また、どんなお客様におすすめするかですが、自分で戦略を考えられる、ゲーム中級者お客様におすすめできる作品と思います。 また、歴史モノのテーマに反応するお客様も少なからずおりますので、戦国モノが好きなお客様には自信を持っておすすめできる作品です。
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